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よるのかえりみち」 大人が読んだ みんなの声

よるのかえりみち 作:みやこし あきこ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2015年04月14日
ISBN:9784033324609
評価スコア 4.45
評価ランキング 11,010
みんなの声 総数 21
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  • そのまま安らかに眠って欲しい

    昼間にたくさん遊んだウサギの男の子が、お母さんに抱っこされて帰っていきます。
    この絵本は、その道中で各家々から漏れる灯り・匂い・音に対して感じたことを、男の子が男の子の言葉で語っている絵本です。


    お母さんに抱っこされて安心しているからか、男の子の言葉に甘やかさを感じます。

    だからでしょうか。

    道へ漏れ出る家々の光の中には不幸も存在するはずですが、満ち足りている男の子の目には映らないようです。

    不幸を感じ取ることもなくベッドに辿り着いた男の子。

    そのまま安らかに、朝まで眠って欲しいと思いました。

    投稿日:2022/08/25

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  • よるのかえりみちを読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりもハッピーな気持ちにさせてくれます。私はこの本を読みながら、様々な夜の記憶を思い出していました。そしてこのお話は共感できるところがいっぱいあると思いました。私はこのお話を通して、あらためて幸せというものを考えました。素晴らしい本です。

    投稿日:2022/08/05

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  • よーくみてるな

    よるっていうと、少しこわさを想像してしまいますね。

    お母さんに抱っこされて、まわりをじっくりと
    ながめていると、まちにはいろんなことが
    あるのがわかってきますね。

    まどに明かりがついたり、あるところでは
    話し声が聞こえたり、身のまわりのことが
    ごく自然にわかってくるなと感じました。

    投稿日:2020/02/03

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  • おやすみなさい・・

    モノクロの中に浮かび上がるうさぎの親子がカラーの表紙は、少し夜の怖さもあり、目をひきます。

    うさぎの子にとっては、きっと夜のこの時間は眠りにつく静寂の時間なのでしょう。お母さんの背中におんぶされていて、眠い中、母の背中からうつらうつらしながらうっすらと見える夜の世界の雰囲気が絵からも、文字からも伝わってきます。

    この絵本読んでいたら、なんだか眠たくなりそうです。
    色の使い方が絶妙で、部屋の灯りなどをあらわしている光の色合いと夜をあらわしている黒のコントラストがあまりにも美しくて見とれてしまいました。

    投稿日:2017/09/03

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  • おやすみなさい

    全頁試し読みで読みました。タイトルと表紙の暗い絵で、ちょっとこわごわ読んだのですが、思っていたのと違って怖くなかったのでほっとして読み終わったときに出た言葉が、「おやすみなさい」でした。それぞれの夜があるんだと思いました。うさぎのぼうやとおかあさんを迎えにきておとうさんうさぎがぼうやを抱っこして三人で家に帰る場面にほっとしました。その絵が好きです!

    投稿日:2016/04/18

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  • 静かな世界

    はじめ、外国の絵本かと思いました。
    絵がとても素敵です。
    遊び疲れてお母さんに抱っこされて歩きながら、今にも眠りそうなとろとろした状態でぼんやりと夜の街を見ているこうさぎ。
    明りのついた窓から見える人々の姿が想像をかきたてます。
    うちの子どももこんな風。
    静かな静かなお話なので、お休み前に布団の中でそーっと読み聞かせたい一冊です。

    投稿日:2015/12/30

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  • 夜を楽しむ

     季節の移ろいは寒暖の変化もあるが、夜の長さでも季節が変わったことがわかる。
     夏から秋へ、気がついたら夜はうんと早くその帳を下し、どことなく暗さも増したような気がする。
     秋の夜長とはうまくいったものだ。
     長くなった夜に少し得をした気分になる。
     みやこしあきこさんのこの絵本を読んだあとも、その少し得をした気分を味わった。

     お母さんウサギに抱っこされて家に帰る、子ウサギ。
     レストランも本屋も店じまいを始める時間。都会では夜中になっても煌々と灯りがついているが、本来夜は誰もがその日の活動をやめて、明日にそなえるもの、だったはず。
     「よるって とても しずか」、そんなことさえ忘れている。
     静かだから、家の灯りから人の話声がぼそぼそと聞こえてくる。
     誰かが電話で話している。
     どんな話をしているのだろう。

     おいしそうな匂いもする。
     一日の営みの終わりにおいしい料理をこしらえる。作ってくれる人がいて、それをおいしいと食べる人がいる。
     くつろいでいる人も、パーティで騒いでいる人も、みんな夜を愛おしみ、楽しんでいる。
     これから出かける人が、さよならの抱擁をしている。
     みやこしさんの絵のタッチの、なんという優しさだろう。
     例えるなら、静かな夜にふっと浮かび上がる蝋燭の明かりのような。

     やがて、夜はふけていく。
     お風呂にはいってくつろぐ人、昨日の続きの本を読みながらいつの間にか眠ってしまう人、こつこつと静かな足音が去っていく。
     「いつもの よる/とくべつな よる」、夜にも色々あるけれど、ベッドの毛布にようにそれはいつもどこか温かい。
     絵本にいれられて言葉はとても少ないけれど、それがまるで夜の静かさをこわさないよう、作者の優しさのようでもある。

     こんな素敵な夜には子ウサギはどんな夢を見るのだろうか。
     寝床の子どもに読み聞かせながら、いつの間にか一緒に眠っている。枕もとには、この絵本があって、もしかしたら、こんな風につぶやいているかもしれない。
     「おやすみなさい」。

    投稿日:2015/10/25

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  • 完成度の高い絵本だと思います。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子15歳

    絵がとってもきれいな作家さんです。前々作の「もりのおくのおちゃかいへ」も、デビュー作の「たいふうがくる」の時も、絵の表現力が素晴らしいなと思いました。

    今回も言葉はとても少なく、ほとんど絵で表現されています。
    1ページ1ページの風景(情景)はモノトーン調に、丁寧に描かれています。紙質にもこだわりがあるように感じます。この質感、とってもいいです。
    絵本としての完成度はかなり高いのではないでしょうか?
    ただ、読み聞かせに使うとなると、遠目が利くかどうか……、ちょっと見づらいかもしれません。
    この作品は絵の好きな人がじっくり読むほうが向いていそうです。

    投稿日:2015/08/26

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  • 夜の街で感じる明かりの向こう

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子19歳

    表題の通り、夜の帰途、坊やが感じた光景を描き出します。
    お母さんに抱かれて、寝ぼけ眼で感じる、夜の街の光景。
    話し声、美味しそうな匂い、窓辺に映る人々。
    五感が研ぎ澄まされます。
    ベッドに入ってからも、坊やは、その光景の続きに思いをはせているのですね。
    黒の絶妙な濃淡の絵に、ほのかな明かりに照らされたカラーがそっと添えられています。
    そう、夜の気配って、こんな感じですよね。
    怖くないのは、明かりの向こうにいる人々に生活が感じられるから。
    穏やかな夜の光景に、おやすみなさい。
    幼稚園児くらいから大人まで、感じてほしい作品だと思います。

    投稿日:2015/07/07

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