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大きい1年生と小さな2年生」 7歳のお子さんに読んだ みんなの声

大きい1年生と小さな2年生 作:古田 足日
絵:中山 正美
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1970年03月
ISBN:9784035110101
評価スコア 4.86
評価ランキング 72
みんなの声 総数 20
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7歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 自立・ひとり立ちを描いた作品

    「おしいれのぼうけん」「ダンプえんちょうやっつけた」の古田足日さんの作品だということで、とても楽しみに読みました。

    166ページ13章、かなり読み応えのある作品です。
    毎晩寝る前に1日2章づつと決めて読むことにしましたが、「お願い、もう少し読んで!」と息子に懇願されることも多く、5日間で読みました。

    体は大きいのにお母さんに頼ってばかりで、精神的にはとてもひよわな1年生の「まさや」。
    体は小さいけれど自分の気持ちに真っ直ぐに行動することができる、しっかり者の「あきよ」。
    対照的な2人ですが、友達になって時間を共有するうち、しだいにお互いのことを理解するようになっていきます。

    「まさや」は勝ち気に見える「あきよ」にもコンプレックスなど複雑な心情があるんだと知ります。
    そして、そんな「あきよ」のために大冒険に立ち向かうのです。
    「あきよちゃんを喜ばせたい!」という一心で。

    終盤、強い気持ちで不安をはねのけていく「まさや」の大きな成長を感じ、読んでいてウルウルでした。

    子どもは子どもの中でたくましくなっていく。
    子ども同士の遊びの時間はかけがえのない大切なもの。
    そんなことも感じました。

    子どもの心情の奥の奥まで細かく書かれていて、友情と自立をありありと描いたとても素晴らしい作品でした。

    投稿日:2010/09/10

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    4
  • 不朽の名作

    体は大きいけれど、臆病で泣き虫のまさや、体は小さいけれど、活発でしっかり者のあきよの友情、そしてまさやの冒険と成長の物語です。

    30年近く前、私の本棚に入っていて何度も何度も読み返した本です。当時は、まさや目線で読んでいましたので、それはもう「ハラハラドキドキワクワク」の連続で、冒険を終えた後の達成感的なものを感じていました。本の最初に描かれた地図を何度も開いて、まさやの辿った道を確認し、情景を思い浮かべるのが楽しかった!そして、実物のホタルブクロってどんな花なんだろうと、想像をめぐらせたり、植物図鑑を開いてみたりしたものです。

    今、大人になり、娘に読み聞かせながら大人目線でこの物語を読み進めていくと、なんて子供の気持ちに寄り添った、優しいまなざしの向けられた本なのだろうと、新たな感動をもらっています。子供って、こうやって、一人一人が大なり小なり様々な冒険を体験して、少しずつ強くなり、人との関わりを学び、成長し、自立していくものなんだな、とじみじみと考えさせられました。

    読み聞かせたはじめは、レトロな雰囲気と少し難しい文章に娘はあまり乗り気ではなかったのですが、物語が進むにつれ、グイグイと引き込まれたようで、「はい、今日はここまで」と言って本を閉じるとブーイングが出るほどになりました。

    多少、時代が古いと感じる箇所が出てきますが、それはそれで味のあるもの。中山正美さんの、デッサン力抜群なのにさりげない挿絵も素敵です。

    この本はまさに不朽の名作の一つ。これからも多くの子供たちに読み継いでいってほしいなと思います。

    投稿日:2014/09/11

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    2
  • 家出の中の冒険

    息子が一年生になってから「一年生」タイトルにあるものは、読むことにしています。この本も前から気になっていました。

    息子に読んでみたら、意外に分量が多く、児童書を読みなれてきたといっても一日で一気に読むのは難しく4日ほどかかりました。

    二年生としては小さいあきよと、一年生としては大きいまさやとの出会いの場面から始まります。

    あきよは小さくても気が強く、まさやは大きくても気弱と全く対照的な二人ですが、お互いに気になる存在です。

    まさやが、一人で家出をしたところでは、ドキドキとしましたが、息子にとって一番おもしろかったのは、この家出の中の冒険場面ではなかったかと思います。

    まさやが持って出たお金は35円。1970年発行なので、当時はそのぐらいのお金を子どもは持っていたのでしょうか?

    私が小学生になる前の発行ですが、この本を私は読まずに通り過ぎたので、出てくる背景には懐かしさを感じました。

    166ページありますので、子どもの気持ちや情景描写は非常に丁寧で細やかです。

    まさやだけが成長していくのではなく、まさやの面倒を見ていたあきよの成長も感じられました。

    あきよが勝気であるのは、小さいことでバカにされないように虚勢をはっていたのかもしれないとも思えます。

    子どもにとっては、とても身近なお話であり、息子は毎日楽しみに話を聞いていました。自分でも読めるばすなのですが、なぜ自分で読まないかというと、長すぎるからということでした。

    投稿日:2009/01/20

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    2
  • 小さい頃大好きだった本

    自分が幼い頃読んでとても印象が残っている本の中の1冊です。本屋で見つけてとても懐かしい気持ちになって購入しました。細かな内容は忘れてしまっていましたが、ドキドキしながら読み進めた当時のことを思い出しました。
    時代設定は古く、田舎のお話なので、いまどきの子にはどうかな?と思ったのですが、娘たちも楽しく読んだようです。子供の気持ちというのは、時代を超えても変わらないものが大きいんだなと感じました。

    投稿日:2015/01/04

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    1
  • 子どもの成長

    有名な本ですので、タイトルは記憶にありました。
    でも内容は忘れてしまっていて(読んだかどうかも定かでない)。
    小さな2年生である娘にいいのではないかと思って読みました。
    いやあ、よかったー。本当によかったー。
    たぶん娘より私の方が「よかったー」としみじみ感じたのでは
    ないかしら?
    娘は主に「お話のおもしろさ」にぐいぐい惹き付けられただけ
    だと思います。なぜなら、小さな2年生であるとは言っても
    あきよのように、やたらと気が強いタイプではないですし
    (でもあきよ、大好きです。まっすぐで素敵!)、かと言って
    まさやのように、やたらと気が小さいタイプでもないですし。
    まさやがいろんなことを考えながら、ひとつひとつがんばって成長
    していく姿が素敵でした。
    宝物にしたい本です。

    投稿日:2014/10/07

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    0
  • 子どもの成長を爽やかに感じる本です

    • なつのママさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、男の子1歳

    読み終わるまでに時間がかかりましたが、読後すっきり爽やかな気分です。
    我が子は、自分の身長など気にしていることがたくさんあり、自分も子どもの頃そうでしたので悶々とする気持ちがよくわかります。
    でもこの本を読むと、子どもはあっけなく、と言っていいほどいろいろな経験を通して成長していき、昨日までのうじうじした自分を懐かしく感じるということがわかります。
    コンプレックスや、何か悩みがあり悶々とした最近を過ごしている全ての子どもと保護者の皆様にお勧めします。

    投稿日:2014/08/29

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  • その先が気になって一緒に楽しみました。

    小学校に入学したばかりの娘に借りた本の1冊です。実はもっと薄い幼年童話だと思っていたら、ずしりと重い本で、まずびっくり。

    しかし。お話の筋がとても面白く、ぐんぐん引きこまれてしまいました。それは娘だけでなく、読む方の私も同じ!という事です。

    就寝のタイムリミットぎりぎりまで、毎日読みましたが、あまりの面白さに3,4日で読み切ってしまいました。

    私自身は、こどもの自立とか、そういう観点よりも、どうやら娘と一緒に子供時代に帰った気持ちで読んでいました。主人公が立ち寄った家に「めずらしくカラーテレビがあって」という部分があるのですが、この本が出版された頃は自分もこのくらいの歳だったのです。そうそう、カラーテレビのある家は少なかった(笑)とか、楽しんで読んでしまいました。

    娘とまた一つ、お話しが共有できた様で、ちょっと嬉しかったです。読み聞かせのポイントの一つは・・・親も一緒にワクワクすることだと思っているので・・・そういう意味では満点の本です。

    投稿日:2014/04/14

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  • 古田さん最高です!

    • くれこさん
    • 30代
    • せんせい
    • 神奈川県
    • 女の子7歳

     一年生の娘は幼稚園の頃から、古田さんの”おしいれのぼうけん”と”ダンプえんちょうやっつけた”が、えらい好きでした。
     この本は、教育雑誌のお薦め本で紹介されていました。何といっても古田さんの作品でしたから、迷わず購入しました。
     
     ページをめくると目に飛び込んできたのは!地図です!!!大好きな始まりかたです!ワクワクしてきます。”エルマーの冒険”のように、話が進む度に、地図で現在地を確認して、娘と私も一緒に冒険に加わりました。
     
     絵といい、話に出てくる物価の違いなどが時代を感じますが又、一層とのびやかで、その時代がうらやましくなるほどです。主人公の二人のように友達同士、自然と支え、信頼できる関係がとってもステキで、温かい気持ちにさせてくれます。 
     結構、読み応えがありましたので、毎日少しずつ読み進めました。

     娘にも近所の冒険をして、たくましく育って欲しいと願うのでした。

    投稿日:2009/02/02

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