きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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5歳の息子に読んでやりました。本のはじまりからいきなり家族でクマ狩りにいくことに。なぜ???というはてながいっぱい飛び交いながら読み進めることになり、テンポのいいリズムで淡々と進んでいきます。途中「いい天気だ」といっておきながら「ふぶきのなか」とちょっと!と突っ込むシーンもありましたが。いったいこのパターンがいつまで続くの?と思ったら急にクマ登場。やっと見つかったとおもったのに・・・なぜこの結末? 結局クマ狩りのいきさつもそれに不釣り合いな結末とはてながさらにいっぱい飛び交う絵本で、息子とも?と見合わせてしまいました。海外作家さんのものなので、なにか言われがあるのでしょうか。ちょっと日本にはなじみにくいものだな、と思いましたね。わらべうたみたいなものなら理解もできますが・・・。
投稿日:2013/02/21
タイトルに惹かれて手に取りました。やさしいタッチでも大型絵本ということで迫力があり、緊張感や躍動感が感じられる美しい絵でした。 「きょうはみんなでくまがりだ。つかまえるのはでかいやつ。空はすっかりはれてるし、こわくなんかあるもんか!」という心地よいリズムのあるセルフを繰り返しながら、家族5人が川を渡り沼地を越えてクマがりに出かけます。 2歳、5歳、8歳の子どもたちはみんなこの本が大好き。それぞれに違う楽しみ方をしています。言葉を覚えたての2歳の息子は、場所場所で変わる擬音、「カサカサカサカサ!」「チャプチャプ」「ペタペタ」をうれしそうに繰り返します。字を覚えたての5歳の次女は、同じフレーズが繰り返されているので読みやすいらしく、嬉しそうに一人でページをめくって声に出して読んでいます。小学校2年生の長女は、絵をじっと眺め、家族の細かな様子を観察していました。 最後の見開きページにある、家路を帰るクマのさびしい後ろ姿には、キュンとなってしまいます。
投稿日:2012/07/06
たまたま、図書館の読み聞かせ会で聴いた絵本です。 知り合いの方がお読みになったのですが、 「きょうはみんなでくまがりだ〜」のくだりを、歌で歌ってくれたのが新鮮でした。 長男(7歳)はあまりハマらなかったようですが、次男(5歳)はとても気に入って、翌日にまた図書館に行き、借りました。 くまを見つけるまでの冒険もさながら、くまに出会ってしまってから、家へ戻るところ! 慌てて来た道を戻るところがとても面白いようで、読むほうもちょっぴりスピードあげて読むとまた喜んでました。 音も変わるんですよね。行きは「チャプチャプ」なら帰りは「ジャブジャブ」。「パタパタ」なら「バタバタ」という風に。 息子がそこに気づいていたのにも驚きましたが、家族の慌てぶりがよく伝わりました。 そして最後のくまのトボトボ?な後ろ姿。どんな気持ちだったかな?
投稿日:2011/10/23
言葉遊び、最高です。 この本を読んだあと、絶対覚えてしまって、しばらく「きょうはみんなでくまがりだ」と言いたくなること請け合いです。 お父さんが子供に読み聞かせるのもいいかも。こういう面白い本はお父さんとの方が盛り上がりますよ、絶対。 まじめな長女は、銃も持っていなし、何しにいったんだろう?といい、おちゃらけ次女は、家に戻ってきちゃだめじゃん!いつまでたっても、クマ狩れないよ、とつっこんでいました。 でも、この言葉遊びはやっぱり子供には楽しいみたいです。
投稿日:2010/01/24
原題は、 We’re Going on a Bear Hunt。ヘレン・オクセンバリーの絵にひかれて借りた本でしたが、お話のおもしろさもピカイチ! リズム感あふれる文章からは、本当に草や川や泥の音までも聞こえてきそうです。(娘は、きのうも、思う存分お友だちとどろんこ遊びをしてきたばかりなので、“Squelch squerch !”という泥の音に1番反応していました!) これは、ぜひ「英語の音」の楽しさも味わってほしい、と思える本ですね。 娘も、自分で声に出して読むことを心から楽しんでいました。 そして、読み終わってすぐに、「この本、買って〜!」と、おねだり。いいよ、ママも買おうと思ってたんだ! 大きくなってからも、ふと本棚から取り出して、繰り返し読みたくなるような絵本だと思います。
投稿日:2009/07/11
ある家族が、くまがりに行くお話です。 途中で、いろいろな障害物に行き当たりますが、いつもみんなでくぐりぬけていきます。その時の様子が、擬音語で表現されています。草原は、「カサ、カサ、カサ」川は、「チャプ、チャプ、チャプ」という具合です。音を真似していってみると、とても楽しいです。 最後、ほら穴で、大きなクマに遭遇します。みんな怖くなって、今来た道を順に引き返していきます。すんでのところで、家に逃げ込みます。 柔らかいタッチの絵で、家族それぞれの表情がとてもよく描かれています。また、カラーページ、と白黒ページが交互にあらわれ、全体のリズムをとてもよくしています。 また、最後ひとりほら穴に引き返すくまの後姿が、何とも言えずさびしそうで、余韻の残る絵本です。
投稿日:2009/06/20
初めて読んだときに ちょっと不思議な展開に 「なんなの?これ?」と思ったんです。 でも子どもと読み重ねるうちに 楽しくなってくるから不思議です。 クマがりに出かける家族はくさはらだったり川だったり ぬかるみだったり海だったり、色んな場所へと出かけるけれど そのたびに同じ文句の繰り返しなのと 擬音が豊かなところが子どもには楽しいと思います。 そして後半に家に逃げ帰る時にも行きと同じところを通るのですが 擬音が微妙に違うことに注目!ですね。 モノクロとカラーの場面を上手く使い分けてあるのも効果的だと思います。
投稿日:2008/11/26
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