「100かいだてのいえ」 ９歳のお子さんに読んだ みんなの声

「１００階には誰が住んでいるんだろう？」
と、想像するだけでもわくわくしますよね。

想像力を発揮できる絵本は楽しいものです。
９歳・８歳・５歳の兄姉妹で珍しく肩を寄せ合ってわいわいにぎやかに
１冊の本を囲んでいました。

１０階ごとにいろんな動物が住んでいます。
「次は何が出てくるかな？」
と、楽しめます。

また、細かいところまで絵を楽しみたい・・・。
動物たちの表情も、住んでいる部屋もちょっとした工夫がありあす。
階段もその動物が上り下りしやすくなっていて・・・。

年齢問わず楽しめる１冊ではないでしょうか。

最近気になっている本がこれでした。100かいだてなんで、高すぎて絵がぐちゃぐちゃしてわかりにくいのじゃないかなと思って開いてみたら大間違い。１０回ごとに同じ動物がすみこんで可愛らしく生活を営んでいるじゃありませんか。そろそろ絵本を卒業年齢の姪っ子を連れてきて一緒に見せたら大喜び。でもこうもりさんのトイレ普通の人間の子供にはできないよと、一瞬他の絵本のトイレ風景が浮かびました。それぞれ可愛い動物の遊園地みたいな感じでよかったです

下の子が、少し前にお話し会で聞いてきた絵本です。
可愛いものや小さな生き物が大好きな下の子には、もってこいの話だったようでした。

星を見るのが大好きなトチ君のところに届いた手紙には、「１００かいだての家に住んでいます。遊びに来てください。」というもの。
早速トチ君は、地図を頼りに１００かいだての家へ向かいます。

この絵本のすごいところは、全頁絵本を立ての見開きで使っているところ。
そのおかげて、「高さ」がとてもうまく表現されています。
また、１００建の家が１人のものではなくて、たくさんのいろいろな動物や虫たちのマンションみたいな建物であったのも、ページを開くたびにワクワクさせてもらえてよかったです。

そこに住む生き物たちの生態が、上手に描かれていて、楽しい絵本でした。

すべて縦長で、下から上に読んでいきます。
縦長を取り入れることにより、
作品がグッと魅力あるものになっています。めくるのが楽しい。
１００階に誰が住んでいるのか楽しみでもありますが、
そこに行くまでにもたくさんの出会いがあります。
いろんな生き物に出会い、部屋の細部を見て、
「かわいい〜」「うわ〜こわい」「次の住人のヒントってここにある！」
なんていいながら、ワイワイ見つめました。
娘が喜んだのは”エレベーター”。この出現に最高の笑顔になりました。
「ピューと一気に降りれたね。キモチよさそう。」
「今度来るときはエレベーターで１００階まで一気にいけるね！」と
うれしそうに言いました。

「１００かいだてのいえ」だなんて、聞いただけでワクワクしてくる響きです。
子供たちも　目を輝かせて飛びついてきました。

１０階ごとに　違う生き物が生活している１００かいだてのおうち。
いちばん上の階にすんでいるのは　誰でしょう？
招待状をもらったトチ君は、階段を上ってどんどん上へ進んでいきます。

１０階毎に区切られた絵の中で、それぞれの生き物たちがいろんな事をして暮らしています。

カエルさんたちのエリアでは、傘をささないとぬれてしまったり、コウモリさんの住んでいるところで、トイレをかりようとしたトチ君は『きみにはむりだよ』なんて言われてしまいます。
どうして無理なのかは　読んでみてくださいね。

こまか〜く描かれているので、かなり長時間楽しめます。
また　数の単位をなんとなく覚えるのにも役に立つのではないでしょうか。