14ひきシリーズは、いわゆる「古きよき時代」をよく表現した絵本で、私も大好きです。
ねずみたちが、自然と共生しながらそれぞれが家族の中でもつ役割をしっかり果たす。
現代ではなかなか見られない光景です。
また、夢のような美しいタッチの絵には、きいたことのない虫や花といった自然が描かれていて、大人も感心します。
この絵本は、急にお月様に興味を持った息子に、十五夜の頃読み始めました。
おつきみのお供えなんて、したことがないなあ、お団子はよく知っているけれど、栗の実なんかも飾って、収穫を祝う行事なんだなあ、と感心しながら読んでいると、息子は「おだんご、いる?はい、「どうぞ。」。
14ひきがお月様にお供えしたおだんごをせっせと私や14ひきたちに配っているではないですか。
しまいには、自分もモグモグモグ・・・。
ちょっとがっかりもしてしまいましたが、食べることとまま事が大好きな息子らしいなとほほえましくなりました。
いろんな受け取り方があるから、読み聞かせって楽しいです。