おおきくなるっていうことは・・・。
ページをめくるごとに、おおきくなるって事が描かれます。
服が小さくなったり、新しい歯が生えてきたり、出来ない事ができるようになったり。
そして、こう続きます。
「おおきくなるっていうことは、じぶんより、ちいさなひとが、ふえるってこと」
あかちゃんは、小さな子どもに。
小さな子どもは、大きな子どもに。
大きな子どもは、大人の入り口に。
大人は、だんだん、大きな大人に。
この本を読むと、人はいくつになっても大きくなれるんだな、と嬉しい気持ちになります。
そして、最後のページの園長先生の台詞に、大きく頷いてしまいます。
いつまでも大きく頷きたいですし、自分より小さな人たちに「おめでとう!!」と、たくさん伝えていこうと思ってしまう、希望に満ちた一冊です。