目のつけどころがすごい。
作者のかとうあじゅさんも、普通の人なら見向きもしない雑草たちにも、
こよなく愛情を注がれている方なんだと思いました。
私もそうなので、とても共感を持ちました。
コンクリートの隙間や電信柱の根元、土がなさそうなところから、
草が生えていたら、(どうしてこんなところから?)と、
不思議に思うと同時に、「素晴らしい!」と感動して見ています。
実は、これはじっちょりんの仕業だったのですね。
じっちょりんは、今まで見たこともありません。
それはそのはず。
隠れるのがとってもお上手。
じっちょりんの移動手段も、面白い。
そうだったのか〜と、感心してしまいました。
じっちょりんのように、目線をさげて周りを見てみると、
面白い発見もいっぱいありそう。
トンネルの下の世界には、感動しました。
色鉛筆の優しいタッチの絵。
雑草にも、ちゃんと名前を付けてくれる優しさもあります。
最後の作者紹介の下には、もう一つの楽しみが!
思わず、探してしまいました。
私も、じっちょりんの家族に会えるかな?
想像力をかき立ててくれた一冊。
親子で一緒に楽しんでください。