表紙の絵からは想像できないラストでした。
宮沢賢治の短編は今まであまり子ども向きと思われていなかったものまで、最近たくさんの絵本になっていますね。
私自身、この絵本になるまで、こんな話は知りませんでした。
蛙たちがあこがれて見上げている(?)空の雲がとても素敵に描かれていました。すごいです松成さん!!
でも、一番ウケたのは、閉じの部分に描かれた「長靴の広告チラシ」よ〜く探してみたけど、本文のページでは一度も使われていないのにもかかわらず、あえてこの、表紙カバーの閉じの部分描かれているところがよかったです!!そして、インパクトありました。
蛙同士の足の引っ張り合いだの、ほかの小動物とのやり取りだの、長靴ごときでいろいろなことが起きますが、最後はめでたしめでたしでホッとしました。
物語の全体も韓流ドラマみたいなストーリー展開で面白かったですよ。
絵は楽しいのですが、あまり低年齢のお子さんにはわかりにくいところもあると思うので、(「やまなし」も小6で習う地域もあるし)お薦め小学校高学年以上です。