「ええっ、この絵本に、こんなにシリーズが?」
ばけたくんをまとめて借りたら、
図書館の受付の方がびっくり。
帰ってきて読んでみて、その意味がわかりました。
ばけたくんが食べたものに変身!
すごく単純な形式、どの絵本もぜんぶ一緒。
そっくりなのです(4作目はちょっと違う)。
2歳の娘は楽しげに全部床に並べて(表紙もよく似てます)
一冊読んだら次の一冊、ばけたくんをわんこそばみたいに持ってきます。
終わらないよ〜
でもでも、これが、楽しいんですよ。
デカデカ描かれたばけたくん、
その痛快で可愛い、化けっぷりに親子でニコニコ。
おみせの巻もあるけど、今作は・・・出店の巻ですって!
(正しい副題は「おまつりの巻」です)
食べものが特にユニークで、私も大好きな巻です。
チョコバナナでとげとげしたり、
たこ焼きでボコボコしたりした、
ばけたくんはちょっとコワ面白い。
かき氷で虹色マウンテン型になるばけたくんもステキです。
他の誰も出てこない、
ばけたくんのワンマンショー。
この一対一(読者)の関係も面白い。
人前だと消えなきゃいけない秘密のおばけ。
だけどこんなに愉快で楽しいばけたくん、
見てくれる人がいなきゃ、もったいないよね?!
いつだって食べているばけたくん、
子どもも大喜びです。
どこから読んでも楽しい絵本です。