からすのパンやさんが大好きで、おはなしのボランティアではパンやさんの大型絵本は私の必須アイテム。当然、続きの話が刊行されるという情報をゲットして、直ぐに予約を入れて、入手しました。登場人物?いや、登場カラスが多くて少し複雑なため、正直、幼稚園児に読み聞かせをしてみたところ、反応が薄かったので、あくまでも私が楽しむものとして、ベッドサイドに置いて、隅々まで楽しもう!と思っていたところ、
ある晩、その本がない!4冊とも。もしや?と、思って、中2の息子に聞いてみると、「俺が読んでるよ」と。本当はそこで、「おもしろいよね?」とか聞きたかったのですが、「そうだったんだぁ」と言うと、「お母さん、あの本、学校の朝読に持ってっていい?」と言うのです。「絵本なんて持って行って、恥ずかしくない?」と言うと、「おもしろいし、みんなで回し読みする」と。そんな会話ができてめちゃくちゃ嬉しかったのですが、翌日、学校から帰った息子が浮かない顔をしていたので、わけを聞くと、「みんな、パンやさんを知らなかったんだよ。あんな有名な絵本なのに」と。わたしの思い入れが強すぎて、これを知らなきゃ日本人じゃない!くらいな感じで話題にしていた本がだったので、学校の友だちがほとんどパンやさんを知らないことにショックだったようです。
でも、うちの息子は、しっかり続きのえほん4冊を、枕元に置いて楽しんでいます。わたしがそうしたかったんだけどなぁ。