かおたいそう(偕成社)
0歳から100歳までみんなで楽しめる!
まほうのさんぽみち(評論社)
絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。
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クリスマス近い時期に読むと味わいが深まる気がします。 さすが『童話屋』さんが出版している作品だな〜と、思いました。 まず、テッド・ランドさんの絵が素晴らしいです!中表紙の鳥の絵なんて、芸術的です。(これはなんという名前の鳥なんでしょうか?) 主人公の「わたし」はいい年のおじいちゃんだし、ある意味もう一つの主人公は「バルサムモミ」のモミの木ですが、 1ページ1ページにその地域に住む人たちの生活の様子が丁寧に描かれていて、読み応えがあります。 「わたし」の想いや思考には大人ならではの動きが見え隠れしますので、あまり小さいお子さんだと、物語の内容を理解することは難しいと思いますが、「わたし」の家に飼われている犬や馬、猫たち、それに孫と思える年頃の子どもたちや山の風景など、 絵を見て楽しめる部分が多くあります。 高学年くらいのお子さんから中高生、大人たちに読んでもらいたい1冊です。
投稿日:2011/11/13
絵本ですが、大人向けのメッセージを込めた作品です。 もともとは、手紙形式の文章に絵を添えたものですが、 文章には描かれていない情景も描かれていて、 より深い味わいの作品になっています。 図書館でも児童書でなく、一般書に分類されていました。 晩秋の頃、農夫のところに、モミの木を売ってほしいと商人がやってきます。 そのやり取りの中で、農夫はモミの木について深く考えます。 淡々とした展開だけに、読者も考えさせられます。 何気なく存在するクリスマス・ツリー。 でも、そのために、森で生きているモミの木は切り倒されるのです。 農夫がラストで思いついたことも、とても余韻があり、考えさせられました。
投稿日:2009/11/27
シンプルな表紙に魅せられたのでこの絵本を選びました。クリスマスの主役ともいうべきクリスマスツリーの木が生えている自然の風景を見る事が出来てとても満足できました。モミの木の独特の香りが今にも漂ってきそうなくらい文章の描写が素敵でした。主人公が自分のモモに気を大切にしていて愛している事がしっかりと伝わってきて鳥肌が立つくらい感動しました。この主人公がいる限りモミの木は守られ森の平和は約束されると思いました。あるがままの自然の姿を尊び敬う主人公の生き方はとても素晴らしいと思いました。
投稿日:2008/11/25
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