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ラブストーリーセレクション(1) 初恋」 渡”邉恵’里’さんの声

ラブストーリーセレクション(1) 初恋 編:赤木 かん子
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:2008年03月
ISBN:9784591101339
評価スコア 4
評価ランキング 32,407
みんなの声 総数 1
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  • 最後は苦い。珠玉の短編集。

    2008年刊行。収録作品は以下。
    ・「六代目のねえさん」 泡坂妻夫(1970)
    ・「初恋」 原作:ツエルゲーネフ 漫画:水野英子(1963)
    ・「源氏物語 夕霧と雲居の雁の恋」 原作:紫式部 ※現代語でまとめたもの
    ・「筒井筒」 作者不詳 ※児童向け図書より採録
    ・「リンゴの木」 ジョン・ゴールズワージ(1916)
    ・「人間そっくり」 ロバート・ブロック(1943)

    平安時代と近・現代のいろいろな初恋が楽しめる。
    恋愛観や、主人公の性格、時代背景などが様々。純愛や一本気の恋もあり、優柔不断で不誠実な恋もあり、恐ろしい恋もあり。

    中でも印象的だったのが「リンゴの木」。主人公の衝動的な恋と優柔不断さが延々と述べられ、嫌になった。ああ、ダメ人間!ひっぱたいてやろうかと思ったが、現実の世界ではよくある話。
    でも、こんな風に若い時の一時的な出来心が複数の人の人生を狂わせ、不幸にし、自分も幸せになれない結末を招き、それが晩年になってはっきりわかるという…一種のホラー作品かもしれない。
    「若気の至り」「出来心」では済まされないことがあるのだ。

    もう1つ。最後の作品は、SFでロボット(人工知能)の成長が描かれるのだが、思春期に初恋を覚えたロボットが、なんの迷いもなく「正しい」行動を選択するのが恐ろしい。
    あまり書くとネタバレになるのでこのくらいで。

    どれも面白く読みやすい。文字が大きめなので、中高年にもおすすめします。

    投稿日:2021/12/09

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