すごく作りがよかったです。
スーッとこの世界に入り込めました。
「牛飼い」のおじさん、すっごくいいです。
どこにでもいるすこしいかつい顔したおじさん。でも自分の仕事に職人的なポリシーを持っていて、それが明確に「生きる」ことに繋がってる。そこが見ていてカッコ良かったです。
森絵都さんの文のキレも最高でしたし、吉田尚令さんの描く放射能に汚染されてしまった東北の牧場の世界もすごく見ごたえがありました。
何よりラストシーンは「カッケー!」と、思いました。
読み聞かせに使うなら、小学校高学年から中学生・高校生くらいの皆さんにお薦めです。
特に2月3月くらいの時期に読みたいですね。