このシリーズはシリアスな話が多いです。
世界にはいろんな状況の子どもがいるんだなあと
考えさせられるシリーズです。
これは、脳性まひの障害を持つ少女が主人公。
でも、体が動かない以外、頭の中は
かなり明瞭でいろんなことを考えている少女なんです。
でも、話すこともできないし、体も不自由。
いろんなことを苦痛に思いながら表現できないもどかしさ。
それが、ダイレクトに伝わりました。
障害者という色眼鏡を持つことが
その人個人を理解するということの妨げになるんだなあと
しみじみ思いました。
安易なハッピーエンドなお話ではないところもまた
興味深かったです。