マドレーヌのシリーズのゆうれいのおはなしです。ゆうれいは登場するのですが、とてもまじめで間抜けなゆうれいなので、ちっとも怖くありません。
それにしても、マドレーヌはどんな時も肝っ玉の据わった女の子だなぁと、感心しました。
屋根裏部屋からうめき声が聞こえてきて、マドレーヌと女の子たちとペピートがのぞきに行くときの場面が特に面白いです。
マドレーヌの仲間の女の子たちひとりひとりには名前すら登場しませんが、
こういう(隠れたり、階段を恐る恐る上ったりしている)時には、個性が描かれているようです。
表紙絵の感じからいっても季節は秋っぽいです。
ハロウィンの季節に読み聞かせするのをお薦めします。