絵本を書かれたティム・ホプグッドさんは、デザイナーやイラストの仕事が多いらしく、日本で翻訳されているのはこの本ともう1冊(「ホーホー!きれいだなミミズクのいろのえほん」くらいのようでした。
絵はとても明るくはっきりしていて、遠目が利きます。
1967年にレコーディングされたルイ・アームストロングの名曲
「What a Wonderful World」をの歌詞をそのまま使っています。
アーザービナードさんが翻訳しています。
(後書きにアーサー・ビナードさんからの言葉も書かれています。)
歌ありきの作品ですが、作者が大好きな歌だけあって、描かれている世界観はとても大きいです。
わたしは黙読した後、この歌を流しながら(残念ながら、英語で歌えなんです……)もう一度読みました。
すっごくよかったです。
特に「おぎゃ〜と ないた あかんぼは
せかいの たびに しゅっぱつだ」のところが好きです。
良質の絵本だと思います。4,5歳くらいから小学校高学年くらいまでいけるんじゃないでしょうか?
ぜひ読んでみてください。