のびやかな題名に惹かれ、それにふさわしい絵に共感しました。
『WHAT A WONDERFUL WORLD』が原題。
実は、ルイ・アームストロングがレコーディングした歌詞だそう。
その曲に触発されて作られた作品ということで、その感動が伝わってきます。
訳出は、日本語の名手、詩人でもあるアーサー・ビナードさん。
彼らのあとがきも是非読んでほしいです。
目にする、何気ない色彩のすばらしさを歌い上げてあります。
世界に存在するものへの賛歌、でしょうか。
確かにこの視点、大切にしたいです。
もちろん、巻末に英語の歌詞も添えられていますが、
意訳が滋味深く、ため息モノです。
「みんな」に込められた、共有という願いを体感してほしいです。
小学生くらいから、きっと、伝わると思います。