新聞投稿欄に掲載されたエピソードがベースのおはなしです。
うさぎの姉妹が雪の降る中下校しています。
妹は手が冷たくて、姉から手袋を一つ借ります。
でも、もう片方が冷たくて、もう一つもねだるのですね。
手袋を貸してあげただけでも、姉の優しさに感動ですが、
この時の対応が素敵です。
手袋の無い方の手をつなぐと、ほら、もっと温かい!
これだけでも素敵なエピソードですが、それからの妹の発想がすごいです。
迎えに来たおばあちゃんと手をつなげば、3人でも、手袋は一組で事足りるのです。
もちろん、人数が多くなっても。
そして行き着いた究極の答えは、思わずうなります。
手の温かさ、これは実感した人ならではの発想です。
だとすれば、この幸せ体験、子どもたちにもぜひ、体感してほしいですね。
そう、今すぐ、手をつなぎましょう。
一人一人の温かさが、みんなを温かくする、実に雄大なストーリーです。
もちろん、雪の寒さは例え。
心が冷え切った時の処方箋としても、この「手つなぎ」、覚えておきたいですね。
子どもから大人まで、きっと共感できると思います。