『ぼくにげちゃうよ』は、娘が生まれた時にプレゼントされて
持っていました。なので、こちらはどんな感じなのかな?と
図書館で借りてきました。それほど違いはないのかな?と
予想をたてて。
娘と私、別々に読んだのですが、先に読んでいた娘が
『ぼくにげちゃうよ』みたいじゃん!!と叫んでいました(笑)。
そうよそうよ、元はおんなじ絵本なのよ。よくわかったね(笑)。
で、私自身が読んでみて。うわあ。違う!おんなじ絵本なのに
違う!そうしてそれぞれ違った素敵さがあるのね・・としみじみ
感じました。翻訳するヒト、挿絵を描くヒトによってこんなにも
変わってくるものなのですね。
こちらの版でも手元に置きたくなりました。
とってもかわいらしいから。自分が娘と一緒に育ってきた(育っ
たのは親である「私」もです)時間を振り返っているような
気持ちになりました。この絵本の「ぼく」のおかあさんのように
にげちゃうぼくのことをいつでもどこでも優しく見守ってあげら
れるようなおかあさんではないのですけれども。小さな子ども
時代のやさしくてあったかくてきらきらしたものが絵本の中に
たくさんつまっているように感じたのです。