クリスマスの時期に、小学校1年生の娘がじっくり読めるお話がないかと探しているときに見つけた1冊。
同じ作者、ベスコフの「三人のおばさん」シリーズも親子で大好きなので、
このお話もきっと好きな感じだろうなと期待して読み始めましたが、
予想以上に楽しいお話でした。
はじめは「トムテ」という存在がどんなものか知らずに読み始めましたが、
ドキドキ、ワクワクの展開に、夢中になって、
途中からは、自分がトムテになった気分。
人形に間違えられておもちゃやのショーウィンドウに飾られてしまった「トムテ」が、
子供たちが見ているときだけ大胆に動いたり、
ウインクしたりするのを想像すると、
おかしくてたまりません。
最後には、屋根裏部屋にすむさびしい男の子に、
お友達を紹介してあげた「トムテ」。
とても楽しく、そしてとても温かいお話でした。