新刊
 学研の図鑑LIVE 恐竜 新版

学研の図鑑LIVE 恐竜 新版(学研)

約420種の恐竜などの生き物を紹介! 3歳から大人まで使える本格図鑑の新定番!

  • 学べる
  • 役立つ
ロングセラー
ゆびたこ

ゆびたこ(ポプラ社)

  • びっくり
  • 役立つ

おさびし山のさくらの木」 夏の雨さんの声

おさびし山のさくらの木 文:宮内 婦貴子
絵:いせひでこ
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2015年03月11日
ISBN:9784776406976
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,048
みんなの声 総数 8
  • この絵本のレビューを書く
  • 言葉を自由に羽ばたかせて

     言葉は広がる枝木のようなものです。
     広がり、そこにつく葉、咲く花、実る果実。読者はどこまでも想像の翼を広げられる。
     この絵本の作者宮内婦貴子さんはかつて映画やドラマで活躍された脚本家でした。
     2010年に76歳で亡くなられましたが、この作品は1987年に書かれたものです。
     それに、いせひでこさんが新たに絵を制作され、2015年にこの絵本が出来ました。
     新たな生命の誕生です。

     宮内さんは「おさびし山のさくらの木」と一人の旅人の話を書いています。
     花は散るけれど、生命はめぐりくるのでまた会うことは叶いますというさくらの木の言葉を信じ、季節がもう一度めぐった春におさびし山を訪ねます。
     しかし、さくらの木は切られ、風車になっていました。
     呆然と泣くしかない旅人に光が差し込みます。
     それはさくらの木であった光でした。
     「もう花はさかないのですか」と尋ねる旅人に「さきますとも」と光は答えます。
     「生命はめぐりめぐるものですから」。

     宮内さんの言葉には繰り返される生命の尊さが描かれています。
     その文章にいせさんは私たちが想像するような旅人を描きませんでした。
     何を描いたかというと、一頭のくまです。
     いせさんにとって、宮内さんが書いた「旅人」というのは人ではなかった。くまとして生きているものであったのです。

     もとさくらの木であった、そして今は風車になった光の前にたたずむ一頭のくま。
     それはまさに宮内さんの言葉に生命が吹き込まれた瞬間のような気がします。
     私たちは言葉からもっと自由であるべきなのでしょう。
     きっと一人ひとりに「おさびし山のさくらの木」があるかのように。

    投稿日:2017/03/26

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「おさびし山のさくらの木」のみんなの声を見る

「おさびし山のさくらの木」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

はらぺこあおむし / いないいないばあ / きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / ぐりとぐら / はじめてのおつかい / おつきさまこんばんは / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

みんなの声(8人)

絵本の評価(4.56)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット