介助犬の本は、いくつかみてきましたが、毎回その賢さに感心するばかりです。
今回は、介助犬の働きそのものよりも、介助を受けている人が、退役軍人ということに衝撃を受けました。
戦争で大きなけがを負い、もちろん体の自由もきかなくなってはいるのですが、ルイスにとってのチューズデーは、日常動作の介助をしてくれることよりも、こころの支えになっている部分の方が大きいのではと感じました。
人ごみで、家で、パートナーの息づかいや胸の音を聞きわけて、こころの状態に気づいてくれる。
どれほど心強いことだろうと思いました。
軍人時代の逞しいルイスの姿をみていると、決して、他人事ではないと思いました。
日本で介助犬をみかけることは、あまりありません。
もっと、理解と活用が広がるといいなと思いました。