お母さんと女の子の、繰り返しの応答を描いた作品です。
実は、セリフはこれだけで、それが、いろいろな場面で繰り返されます。
朝起床して、朝食を食べ、保育園で過ごし、帰宅して夕食、お風呂、歯磨き、絵本、就寝。
一つ一つのシーンが、何とも豊かです。
保育園で、保育士がお母さんの代わりにいてくれるというのも、
おままごとお母さん役をしているのもほっこりです。
だって、実際ちゃんと炊事のお手伝いしているんですから、えらい!
ちゃんと、おとうしゃんバージョンもありますので、
そこは作者の配慮を感じました。
岡田千晶さんの絵が、それはそれは温かく、素敵です。
それは、親子双方にとって、至福の時間。
その愛おしさを大切にしたいです。