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移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本

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アンナとわたりどり」 なみ@えほんさんの声

アンナとわたりどり 文:マクシーン・トロティエ
絵:イザベル・アルスノー
訳:浜崎 絵梨
出版社:西村書店 西村書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2015年06月06日
ISBN:9784890139514
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 5
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  •  仕事を求め、季節ごとに北から南へ、南から北へと移動する季節労働者家族の幼い娘、アンナの心の中が描かれています。「ひとつの場所でずっと暮らすのってどんな感じでしょう・・・」と。

     アンナは、自分を他の生き物にたとえて想像します。渡り鳥、野ウサギ、ハチ、大地に根を下ろす木・・。どの想像にも、一つのところに落ち着いて暮らすことへのあこがれがあります。たえず移動し、知らない土地、言葉がわからない場所での暮らしは落ち着かないのでしょう。でも、そこには同時に、家族みんなで力をあわせて生きている人たちの絆、強さ、しなやかさもあります。

     外国の様々な文化や生活を描いた絵本はたくさんありますが、それらとは少し異なる視点からの絵本です。全く知らなかった訳ではないけれど、ほとんど気に留めていなかったこういう暮らしを、この絵本を読んで 初めて知ったような気持ちになりました。(巻末の編集部の解説も参考になりました)

     静かな詩的な文章です。絵は、うすい色使いのすっきりとした感じで、そこに、コラージュが効果的に使われています。そして、アンナの子どもらしい想像が、ユーモラスに、のびやかに描かれています。

    投稿日:2016/01/10

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