主人公の少年の名前が作品のタイトルになっています。
太鼓をたたくのが下手な「しゅん」が、村に住み着いているらしい動物たちの手ほどきで、どんどんうまくなっていくお話ですが、練習するシーンは小難しい文章ではなく、
例えば、
「ドンドンカッカー
ドンカッカー
ドドドンカッカー
ドンカッカー」とか、
「ポンポンポン カラカッタ
ポポンガポン
ポンポンポン カラカッタ
ポポンガポン」など、練習に必要な太鼓のリズム音で表現されていました。
なので、読み聞かせで使うときは、事前に「ドンカカドンカカ……」など、つっかえずないでリズミカルに読む練習をしておかなくてはなりません。
口を慣らすのがちょっと大変ですが、たくさんのリズム音が入っていいる作品なので、とても楽しいです。
夏祭りや秋祭りなどの時期に子どもたちに読みたいです。