表紙、そしてタイトルだけを聞くと、楽しそうな子供のお話・・・に見えるのですが、内容は、日本が戦争をしていた頃のお話です。
テーマは「子供の目から見た戦争」というところでしょうか。
学徒動員の前の年代の子供達が、だんだんと食べるものに困っていくのを肌で感じていたり、家族や学校の先生が戦争に取られたりしてくのをどんな風に感じていたのかが描かれています。
それでも既に「戦争は正しい」「強い国日本」というスローガンが刷り込まれている為、それにそぐわない考えは起こりにくくなっているのが、文章から感じられました。