私は数学が嫌いで、方程式という言葉が目に飛び込んできたとき、
難しい本なのかなあと少し、心配になりました。
でも、主人公はアレイという少年で、十三歳・・・同じ年ということも
あり、読んでみようかなと手にとりました。
古事記を下敷きに書かれていて、アレイ達が不思議な別世界へと
迷い込んでしまうお話です。
そこで、そこから脱出するには、間違い探しをしなければなりません。
私みたいに方向音痴な方は、もしかしたら、学校で迷子になり、
うっかり別世界へ迷い込んでしまうかもしれません。
この本を読み進めていくうちに、どんどんお話の中へ惹きこまれて
いきました。
ハラハラドキドキして、「数学ってこんなに楽しいんだ!」と思える
一冊です。