6歳の娘と読みました。
小学校の先生のお薦めですが、
絵本だからと軽く読める内容ではない絵本。
これは考えさせられます。
小さなアリが育てた?小さな木。
膨大な時を経て大きくなった木に、生命が宿り、
動物が、人が、ビルが、鉄道が、
そしてお互いに争う人間たちの姿。
に、迷惑を被る動物たちの姿。
まるで、地球誕生→生命誕生してからの人類の歴史を
ぎゅっとこの絵本に詰めたかのような感じ。
何万年もかけて生まれてきた生命を、
私たちはどうしてお互い争うことで失っているのか。
そして、地球で共存している自然や動物たちの生活を
脅かす権利は人間にはあるのか。
そしてなくなってしまった木は、
これから人類のたどる結末を予告し、
私たちに警笛を鳴らしているようでもあります。
この絵本はむしろ大人たちに読んでほしい。
深く考えさせられる一冊です。