40数年前、青函連絡船に乗ったことがあるので懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
乗船名簿の記入、青森駅の乗り換え、船室の様子、函館の駅舎…と記憶がよみがえってきました。
黒岩保美さんの絵は、正確でありながらも温かさを感じました。
アイヌの人々の土地を大和民族が手に入れたことや、海難事故、太平洋戦争で攻撃を受けたことなど、忘れてはいけない歴史についても載っています。
鉄道の旅をテーマに数多く執筆されている宮脇俊三さんが、若い人に伝えておきたいことなのでしょう。
ふりがなが付いているので、鉄道や歴史に興味があるお子さんにお勧めです。
私は函館の親友に見せたいと思いました。