【内容】
世界中の「干したもの」(食べ物、乾物)を写真で紹介した絵本。
野菜、果物、ナッツ、薬草、魚、肉、チーズ(乳製品)、米やパスタ類、その外にもいろいろ。どうして干すのだろう?干す前と後ではどう違うのだろう?作り方は?
電気がない、冷蔵庫なんかないのが当たり前の暮らしをしている世界各国の工夫を、楽しく学べる一冊。
【感想】
ラオスなどの東南アジアの乾物が、一番面白かった。カエルなどもスルメイカのように干して利用していたり、どこか懐かしいちゃぶ台を囲む風景があったりして、実際に現地にいってみたくなりました。
実は、身近なところで、日本にも、素敵な乾物がたくさん。改めて、食文化の奥深さ、面白さに気が付きました。
鰹節は、「世界一固い食べ物」として、ギネス認定だそうです。うちでは気が向いたときに、カンナで削って食べていますが、世界一をこんなぞんざいに扱っていいのか、今後の鰹節への対応の改善を検討中です。
さておき、乾物の世界は、本当に楽しく、色鮮やかで、多様。今までの地味な印象が吹き飛び、わくわくしてきました。