宇宙のなりたちや、地球の変化、生物や人類の歴史などの壮大なものが、身近な「カレンダー」「ひも」「コップの水」などに例えられる。
時計のたとえ(24時間)では、最後の5秒で現生人類が出現する…という。なんということだ!
世界中で人類が飲み水として使える水は、地球の水全部をコップ100杯の水に例えると、1杯のみ。97杯は塩水。3杯が真水、うち2杯は氷などすぐに使えない水。この例えは、最初にホンワカした夢の国のような絵画を見て、何だろう?と思ってから文章を読み、内容を理解して、衝撃を受ける、という流れで理解できる。
絵や図の力は偉大だ。
数字をいくら並べても、自分の頭の中で具体的なイメージができなければ、その情報は意味をなさないと、はっきり分かった。絵が描ければ、相手にも伝わるし、自分でも理解しやすい。このようにわかりやすく、わかりにくいものを説明できるようになりたい!と心底思った。
文章も絵も、天才。翻訳も気が利いている。素晴らしい人たちが国際的に協力し合って、素敵な絵本を作れる時代。それを気軽に安全に読める時代に生まれて本当に良かったと思う。
だって、人類の歴史って、戦争ばっかりなんだもの…あんなにちょこっとしか存在してないのに、争ってばかりなんて、勿体ないよ。