ミキハウスさんの宮沢賢治さんのシリーズは
重厚で趣きがあって大好きです。
適材適所、作品ごとに絵の作家さんが変わり、
それがとてもピッタリ。
毎回、新しい賢治作品を見ているようで面白いです。
文字量が多い作品も多いのですが、
今回は幼児にも読みやすい短さなのでお勧め。
あの有名な詩、
「雨ニモマケズ」です。
一行一行にページが分けてあり、
めくる度に見る者を止めてしまうような力強い絵。
屈強さと謙虚さと愛と真面目さと。
言葉に色と形がついて伝わります。
ソウイウモノニ
ワタシハナリタイ
最後まで読むと
絵と言葉の向こうに、ただただ純粋で崇高な心が見えて
涙がでました。
その想い、その姿勢、なんて美しく眩しいのでしょう。
きっと改めて、この詩のもつ力に圧倒されます、
親子でも、ぜひ読んでほしい絵本です。