読んでいて、わかるわあって思いました。
なぜなら、娘もほんの赤ちゃんだった頃は「こわい」が
わからなかったからです。
「おばけだぞ」と言っても、きゃあきゃあ言って喜ぶだけで。
『ねないこだれだ』も、最初は楽しく読んでいただけでした。
それがいつの頃からか、こわがるようになったのです。
おばけも、暗闇も。「こわい雰囲気」っていうのも、成長して
わかるようになったのだなあって思いました。
この絵本の主人公のねずみちゃんは、野生の動物だから
本能で「こわい」がわかったのだろうな。こわかっただろうけど
「こわい」ことがわかってよかったと思います。
そうして、安全な場所でぬくぬくしていると「こわい」が消えて
なくなるってこともわかってよかったな。