表紙をみたとき、個性の強いファンタジー?と思ったのですが、そうではありませんでした。
このモモリンは、架空の生きものではなく、中に人が入っているゆるユルキャラなのです。
そのゆるキャラの被りものを興味半分で被ってしまったのが市長。
そしてなんと!ファスナーがかんで、脱げなくなるのです。
市長は超多忙!どうする!?
たぶん、「必死だった…」その一言でしょうが、その姿が、あまりにもかっこわるくて、かっこいいのです!
偉い市長だからこそ、この勇気に感動しました。
土壇場こそ、その人の本質が見える。
人のこころを動かすのは、見た目とか完璧さではないのです。
こころ温まる素敵なおはなしでした。