モンゴルのお話です。オオカミから羊を守ろうとする少年を通して、自然界の複雑さ厳しさ、人間のおごりなど、いろいろなことを考えさせられる本です。
オオカミはよく絵本の中で悪者にされます。そんなおお話なら最後にオオカミが殺されてしまってめでたしめでたしです。でもこの本は違います。文章や構成は子供向けにとてもわかりやすくされています。絵もかわいらしくて、読みやすいです。絵本を通して、現実にある問題を子どもたちに知ってもらうことは、とてもいいことだと思います。私も知らなかったことなので、興味深く読みました。