タイトルが気になり、手に取りました。古典落語を絵本にした作品とのこと。
雪の降る夜、船宿に、船を出して欲しいと若い娘を連れた侍がやってきます。寝言にまで百両欲しいという欲張りな船頭が、礼をはずむと聞いて船を出すことにします。
妖艶なイラストとともに、引き込まれるお話でした。
闇の場面からパッと明るくなるシーンは、特に印象的です。
「古典と新作らくご絵本」シリーズの1冊。同じシリーズでは『とのさまと海』を読みましたが、こちらもとても面白かったです。他にもいろいろあるようなので、読んでみようと思います。