ローラ・インガルス・ワイルダーの『大きな森の小さな家』の単行本なのですが、
安野光雅さんが絵を添えています。
でも、英語教材的に書き溜められていただけに、絵がふんだんにあり、
この物語で語られていた様々なエピソードが視覚化され、とても読み易くなっています。
昔の道具などの解説にもなっており、大人でも学べることがいっぱいあります。
大草原の小さな家シリーズでは、この作品が一番のお気に入りだけに、
とても嬉しいです。
作者の実話エピソードでもあり、自給自足の描写がとても素晴らしいのです。
ブタの解体、チーズ作り、はちみつ取り、などなど、食の知恵も学べます。
少女の目から見た家族の様子や行事、手作りの良さ、家族の絆、などなど、
その記憶力の確かさにも驚かされます。
安野さん、ありがとうございます!