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移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本

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カーネーション」 はなびやさんの声

カーネーション 作:いとう みく
画:酒井 駒子
出版社:くもん出版
税込価格:\1,540
発行日:2017年05月15日
ISBN:9784774326900
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 7
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  • 理由のない苦しさ

    子どもが育つ条件として、無条件の愛情という言葉がある。自分の子どもだけら愛せる。愛さなくてはいけないというのは、ある種呪縛のようなものかもしれないと思った。

    読み終わってから、時間が経って、『白雪姫』の継母は実母だったという話を思い出した。昔話の時代なら、娘を愛せない母も愛子ほど苦しむこともなかったのでは。

    人の心の中のすべての感情に、理由があるわけでもないのだろう。愛子は、自分が日和を愛せない理由を探ろうとするが、探れば探るほど苦しくなるように思った。自分の中に、理由のつかない感情が存在することの息苦しさではないだろうか。

    重たい話だが、日和の周りに、桃吾・一喜・柚希など日和を暖かく見守る存在がいることに救われる。

    家族のあり様は、一様ではなく、端から見たら不可思議なこともあるように思う。

    心ざわつく話だが、不思議にこの家族の決着のつけ方には納得ができた。

    投稿日:2020/07/16

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