あるものを追いかけて走るみかん…いいえ、みかんの皮。そう、この絵本はみかんではなく、みかんの「皮」が主人公というなんとも斬新な切り口にとても驚かされました。途中リンゴやバナナ、馬などと遭遇し、最後に出会ったのは…?
固定概念に囚われずにストーリーを楽しめる作品で漫画家の吉田戦車さんが描く心温まる冒険ストーリー。
皮は身がないと生きてはいけないというところが、2歳の子にはピンとこなかったものの、身を探しながら皮が走るシーンに子どももどっぷりハマって果物たちと一緒に走っている気になっていました。何度も読んでと持ってくるほど気に入っていました。