小さい子向けおはなし会用にセレクト。
無機質なビルですら、キュートなキャラクターにしてしまうのが、
新井洋行さんの魅力。
加えて、働く車が大活躍のストーリーです。
一人ぼっちのビルくんが寂しそうにしていると、働く車たちがいい物を作ってくれるのですね。
ショベルカー、ダンプカー、クレーン車。
擬音も頼もしく、その働きにワクワク感が盛り上がります。
だんだん出来上がっていく様子が臨場感たっぷりで醍醐味です。
庭と思いきや、公園というアイデアに拍手です。
そう、一大プロジェクトだったのですね。
さらには、ビルくんのために、という思いがいっぱい伝わってきて、
微笑ましく思いました。
巻末には、その他の働く車の一覧も。
みんな穏やかな表情で、親しみやすいのが素敵です。