まっくろけ、ぐるぐるでぐちゃぐちゃに真っ黒。
くらやみなのか、黒いものなのか、なんだろな?
よくわからないと子どもはすぐに本を投げ出す。
と、ぎゅわーんってツノが生えると、あれ?って顔をする。
ぐーんやら、ぱちーんやら、ぶららららーんやら、
音で子どもの気持ちをつないでくれる。
黒いものはどんどん姿を変え、上へ上へと伸びてゆく。
ぱーっと光をあびた途端、「あっ」っと声が出た。
そうか、生きてるんだね、黒いものも。
抽象的だけれど、ミロコ画伯の生命の講義を受けたね。
子どもはそう、お母さんのお腹の中のこと、思い出すのかなぁ。
へらへら笑ってたけど。
ミロコ画伯に感謝、小学館にも感謝。