ふだんはお兄ちゃんぶって、「オレがな!」とか生意気言い始めてる2年生の長男が、目を細めて「かぁわいい〜!」と繰り返し読み聞かせをねだるペンギンホテルのお話でした。こんなに色んなお客様が嬉しそうにいらして、スタッフのペンギンさんたちも心から楽しそうにおもてなしをしていて、なんてステキなホテルなんだろうって思いました。
シーフードが大好きな息子は、ディナーショーのご馳走メニューを指差し確認し、人間も食べていいのかなぁと非常に気になる様子でした。あれは完全に泊まる気ですね。私は、お部屋のお世話だけじゃなくて、ショータイムまでこなすペンギンさんたちの多才ぶりに感動。とにかくお客様を喜ばせたい気持ちがあちこちに溢れていて、サンタさんに選ばれるのも納得のクオリティだと思いました。(そういえばあのラッパ、不思議でしたね。夜が明けると大きな音が鳴らせるけど、みんなが眠っている夜は、ちっちゃな音しか出せないなんて。本物のサンタさんが泊まったという証拠ですよきっと。)
感想文の苦手な息子の読書ノートには「ほんとうにこんなホテルあったらいいなぁ」と小さく書かれていました。お泊まりするならどの部屋にしようか、オーロラも見たいねぇ、など、お喋りが止まらない息子を、思わずギュッて抱きしめてしまいました。一緒に読むと、子供がもっともっと可愛く思えてしまう魔法の絵本です。