『Little Mouse and the Red Wall』が原題。
そびえ立つ赤い壁が印象的です。
大きな赤い壁に囲まれた所に住む小さな知りたがりのねずみが主人公。
ねずみは、壁の向こうに何があるか疑問に思い、
動物たちに尋ねるのですね。
でも、誰も知らないし、知ろうともしないのです。
ところが、ある日、空色の鳥が飛来し、ねずみは壁の外に連れて行ってもらうのです!
空色、というのが、何とも暗示的です。
本当の物を見る勇気、という表現に納得です。
そして、意外な展開がドラマティックです。
小学生くらいから、大人まで、それぞれ感じるところがあるように思います。