3年生の読みかたりに持っていきました。
1966年発行ですので、描かれているのはこの子たちの祖父母の時代に近いでしょうか。それを知らせてから読みました。
子どもたちの服装、街の様子、その他色々なものが昭和30年代〜40年代初頭の雰囲気ですが、昔の話だと分かっているので、そこには違和感なく入れたようです。
昭和の雰囲気と雪国との両方で馴染みがないため、初めは珍しそうに呟きながら絵を眺めていた子どもたちですが、後半で今までの牧歌的な雰囲気から一転、吹雪のシーンになると、息を詰めて集中しているのが伝わってきました。
最後はほっとひと息です。…朝の読みかたりなのに、物語のラストは「おやすみ」でしたが(笑)
加古さんらしく、昭和の雪国の雰囲気を丁寧に伝えている貴重な資料的な絵本です。