読んでいて、「かしこいビル」を思い出しました。このおはなしのお人形たちはビルのように、意志を持っていて、主人公の赤ちゃんのことをとても大事に想い、何があっても“あかちゃん”のそばにいて、“あかちゃん”を守り続け津SPのような存在でした。
主人公は赤ちゃんですが、低年齢のお子さんに読むより、もう少し大きい4,5歳児くらいに読んであげた方が、人形たちの甲斐甲斐しい部分もすごく自然に受け入れられそうな気がします。
作者は「ゆかいなゆうびんやさん」シリーズのアラン・アールバーグさんです。この方は元小学校の先生だったそうです。そう聞くと、語り手(作者)の目線に納得できます。
お人形たちが大活躍するので、お人形の好きなお子さんには特にお薦めです。