ひとりぽっちだったおやじさんの屋台”雪窓”に、たぬきがお客と
してやってきて、お店を手伝うようになって、寂しかったおやじさん
ですが、愉快なひと時になりました。だいぶ昔に、おかみさんを
まくし、少し昔に娘さんの美代さんを亡くしました。雪窓に美代さ
んそっくりの娘さんが現れて、雪窓のおでんを食べて帰りました。
その時に、片方の手袋を忘れて行ったので、何日の何日も取りに
来ないので、美代さんに似た娘さんに届けたくて、山一つ超えた
野沢村にたぬきと一緒に屋台を引いたお話でした。
おやじさんとたぬきのやさしさや、あったかい気持ちに心が
あたたかくなりました。なんだかとてもほろりと泣けるお話でした