小学校の課題図書ということで読んでみました。
小さな男の子が、寂しさから火星人に扮して強がっている様子を父親もお兄ちゃんも学校の先生も、何となくふんわりと見守っているところが、海外の作品らしくて優しさがあるなぁと感じました。
息子は男の子が火星人に扮している、というところは分かったようですが、何故そういうことをするのか、というところまでは感じ取れなかったようです。
子供の寂しさや切ない気持ち、周囲の人間の柔らかな愛情を感じ取るには、いろいろな感情を経験した大人でないと難しいのかなと思います。
これは読書感想文を書くには、かなり難しい部類の作品ではないかと思いました。