「大好きだよ」の一言を言ってもらいたくて、母親に質問を投げかけ続ける女の子が、とても愛らしく感じられました。
風の中を散歩していると、お母さんがときおりいろんなものに出合って、さりげない言葉を娘に伝えます。
「風がとっても強いわね」
「今日は素晴らしい秋の日だね」
「きれいな目をした犬だね」
…。
でも、女の子は大好きな言葉を言ってもらいたくて、「それだけ?」、「それだけ?」と繰り返すのです。
お母さん、ひょっとしたら解っているのかも知れませんね。
焦らされた女の子の気持ちが高まってきたときに、待望の一言が言ってもらえたときの感動が響いてきました。
秋の景色もとても効果的だと思います。