1987年に原作が発表されているので、近未来のクリスマスを憂うサンタクロースの
嘆きストーリーでしょうか。
初めのクリスマスの頃は、子どもたちの数も少なく、
プレゼントもささやかなもので満足してもらえたのに、
今ではニーズも複雑で、世界を飛び回るのにもいろいろ厄介ごとがあって、
大変だとか。
もう一度、クリスマスの原点を考えましょう、という事でしょうか。
世界の動静にもっと目を向けなくては、かもしれませんね。
文章量も多く、エピソードもかなりの分量で、
正直子どもには難しいかもしれません。
やはり大人向け、だと思います。
エロール・ル・カインの絵は、確かに魅力的なのですが。