我が家にも娘がいて、息子とは違う距離感で父親と接しているように思います。パパは娘に対しては本当に優しくて、それは甘いというのではなく、守らなければならない小さな生命体のような存在なのだと思います。いつだって抱きしめあえば笑顔が伝染し、お父さんの大きな体に守られたり、マッサージをしたりして助けてあげたり、互いの思いやる気持ちがそこにある。読んでいて我が子のことを重ねてみてしまいました。さみしい時もあるし悲しい時もあるけれどいつだって心の中で強く守ってくれているのが、支えてくれているのが父親なのかもしれません。絵もとても素敵ですし、説教にならないような優しくて温かい訳が素晴らしいなと思いました。優しい、ぬくもりのある本です。